AIコラム– category –
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「通る稟議書」は、もう書ける
稟議書の書き方を、先輩から仕込まれたことがある。以前在籍していた会社でのことだ。金額の根拠は三つの見積もりで挟む。リスクの欄には、正直に書きすぎない程度に正直に書く。結論を先に、経緯は短く、決裁者が気にする論点は先回りして潰しておく——。... -
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1.18倍は、二度来た
採用の予算を組む側に座っていたことがある。景気が傾くと、あれほど「人が足りない」と騒いでいた社内が、嘘のように静かになる。求人広告は削られ、採用計画は凍り、翌年の新卒枠がゼロになる。そして数年経つと、また「人が足りない」が戻ってくる。同... -
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「使うな」から、「雑に使うな」へ
Pマークの担当をしていたことがある。個人情報の取り扱いを審査する、あの認証制度だ。台帳を整え、目的を書き出し、鍵のかかる棚を数え、年に一度の監査に備える。地味の極みのような仕事だったが、あそこで叩き込まれた習慣がひとつある。個人情報を前に... -
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任せてよい。ただし、手放すな
AI事業者ガイドラインという、百ページある政府の文書を通読したことがある。総務省と経済産業省が出している、日本のAI活用の「お作法集」だ。法律ではないから罰則はない。だが、企業がAIとどう付き合うべきかを考えるときの、事実上の物差しになってい... -
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月次決算は、AIでは締まらない
経理の仕事に関わっていた頃、月初の一週間だけは、時間の流れ方が違った。前の月の数字を確定させる、月次決算の週だ。銀行の残高と帳簿を突き合わせ、売掛金の入金を消し込み、請求書の来ていない経費を見積もりで立てる。どれも地味な作業だが、ひとつ... -
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人手不足は、平均では起きていない
採用の窓口に座っていたことがある。バックオフィスの何でも屋をやっていた頃で、求人を出すのも、応募をさばくのも仕事のうちだった。そこで奇妙なことに気づいた。事務の求人を一つ出すと、応募が束になって届く。ところが、現場寄りの職種で募集をかけ... -
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世界二位の市場は、世界と逆を向いている
わが家には、もうCDプレーヤーがない。音楽はすべてサブスクで聴く。何年も前にそうなって、不便を感じたことは一度もない。だから、世界の音楽業界のニュースがストリーミングの話一色でも、当然だと思って読んでいた。ところがある日、勤め先の若い同僚... -
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「それ、ハラスメントですか」にAIが答える日
以前の在籍先で、ハラスメント研修の裏方をしていた頃、いちばん多く受けた質問は、被害の訴えではなかった。管理職からの、「これって、ハラスメントになりますか」だった。飲みの誘いは。二回目の注意は。語尾のきつさは。彼らが欲しがっていたのは、セ... -
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「平均」の上に、四つしかない
「平均賃金」の記事を見かけると、つい開いてしまう。開いたあとの行動は、多くの人と同じだと思う——自分の数字と見比べて、上だ、下だと一喜一憂する。数字好きの性分でこの手の統計を長年眺めてきたが、あるとき、都道府県の表で妙なことに気づいた。ほ... -
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三十年前の曲が、まだ三位にいる
白状すると、私のカラオケの持ち歌は、もう長いこと更新されていない。仕事では新しい道具に真っ先に飛びつくたちで、音楽も新譜をストリーミングで浴びるように聴いている。それなのに、マイクを握ると出てくるのは、昔からの数曲だ。新しい曲は、聴けば...
